拡張掻爬術(D&C)と閉経
閉経は月経周期が徐々に遅くなり、最終的に停止する大きな変化が伴う時期です。拡張掻爬術(D&C)は、子宮内膜の異常や出血、がん検査などに対応するために行われる手術です。
拡張掻爬術(D&C)とは
拡張掻爬術(D&C)は、子宮内膜を除去する外科手術で、英語では "dilatation and curettage" と呼ばれます。
手術方法
局所麻酔下で外科医が子宮頸部を拡張し、専用の器具を子宮内に挿入して子宮壁の内膜を掻爬(こすり取る)します。
がん検査への利用
CDC の報告によると、子宮がんの多くは閉経期・閉経後の女性に見られます。D&C で採取した組織は、生検材料としてがんの有無を調べる際に使用されます。
異常出血の対処
閉経後は月経が止まりますが、一部の女性は数か月から数年にわたり出血が続くことがあります。特に大量出血の場合、D&C によって子宮内膜を除去し、出血を止めることが可能です。
限界と批判
D&C は子宮内膜を直接観察できない古い手術法であるため、ポリープや筋腫、がんなどを見逃すリスクが指摘されています。近年は画像診断や内視鏡を併用した手術が推奨されることも増えています。
