高齢女性の体重増加の原因は?

活動量低下・代謝の低下

年齢とともに身体活動が減少し、基礎代謝が自然に低下します。運動量が減ると筋肉量が減少し、筋肉が脂肪に置き換わります。その結果、カロリー消費が遅くなり、体重が増えやすくなります。

体型の変化

閉経に伴うホルモンバランスの変化で、体重が増えると脂肪は太ももや臀部よりも腹部に蓄積しやすくなります。エストロゲンは脂肪組織に貯蔵され、エストロゲンが減少すると体は脂肪細胞を保持しようとします。また、エストロゲンが低下する一方で男性ホルモン(アンドロゲン)が相対的に増えるため、男性的な体型、特に腹部肥満が現れます。プロゲステロンの低下はむくみや膨満感を引き起こし、見た目が大きく感じられます。血糖値の変動やホルモン減少は基礎代謝を低下させ、食欲を増進させることがあります。

遺伝的要因

母親や祖母が閉経後に体重増加した場合、同様の傾向が遺伝的に受け継がれる可能性があります。メイヨークリニックでも指摘されており、体重管理に対してより意識的になる必要があります。

睡眠

睡眠時間も体重に影響します。1晩5時間以下の睡眠時間の高齢女性は、7時間以上睡眠をとる女性に比べて体重が増えやすいと報告されています。睡眠不足が代謝率を低下させる、あるいは非運動性熱産生(NEAT)―小さな動きや座り続けないこと―が減少することが原因と考えられます。

健康リスク

閉経後の体重増加は心血管疾患、2型糖尿病、乳がんや大腸がんなどさまざまながんのリスクを高めます。健康を維持するためには、体重管理が重要です。

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