子宮内膜症とは

子宮内膜症は、子宮の内膜組織が骨盤内に異常に増殖する疾患で、全世界で約7000万人の女性が罹患しています。主な症状は不妊や慢性的な骨盤痛、うつ症状などで、がんではありませんが、がん化するリスクがある病変を伴うことがあります。

食事と栄養で症状緩和

オメガ3脂肪酸を含む油に変える

  • バターやラードなどの飽和脂肪を、オメガ3が豊富なエウレカ油、くるみ油、亜麻仁油に置き換えます。オメガ3は体内でプロスタグランジンの生成を助け、炎症を抑える効果があります。

食物繊維をしっかり摂取

  • 1日あたり約25gの食物繊維を目指します。玄米、豆類、エンドウ、ブロッコリー、キャベツ、カブ、カラーネギなどが推奨されます。小麦やライ麦はグルテンやフィチン酸が含まれ、ミネラル吸収を妨げるため控えめに。

必須ビタミンの補給

  • マルチビタミンを毎日摂取し、特にビタミンB・Eはエストロゲンバランスを整え、ビタミンCは組織修復、ビタミンKは血液凝固に必要です。ビタミンKはアルファルファ(モロヘイヤ)に豊富です。

重要なミネラル

  • 鉄分はアルファルファや昆布、ネトル葉に含まれ、貧血傾向のある患者に有用です。亜鉛は組織修復、カルシウムとマグネシウムは筋肉の緊張緩和に役立ちます。

ホルモン療法

経口避妊薬やプロゲステロン製剤を使用し、エストロゲンの産生を抑制します。低用量エストロゲンや妊娠状態を模倣するプロゲステロンは症状軽減に効果的ですが、妊娠を希望する女性には適しません。

薬物療法

痛みや炎症にはイブプロフェンやナプロキセンなどのNSAIDsが推奨されます。処方薬としては、ホルモンサイクルを阻害するダナゾールや、子宮内膜病変を縮小させるナファレリンが用いられます。