女性のウェイトトレーニングがもたらす効果に関する研究

米国疾病予防管理センター(CDC)は、すべての成人が性別に関係なく、週2回、各20分以上の筋力トレーニングを行うことを推奨しています。しかし、2006年時点でこの基準を満たしている女性はわずか17.5%に過ぎません。研究は、女性が定期的に筋力トレーニングを行うことが、筋肉量の増加、バランスの向上、骨密度の増加、炎症の低減など、さまざまな健康効果をもたらすことを示しています。

バランスの向上

2008年に『Calcified Tissue International』に掲載された研究では、8か月間週2回の抵抗トレーニングを実施した高齢女性の転倒リスク因子が低下したことが報告されています。バランス感覚は20代から徐々に衰え始めるため、年齢に関係なくトレーニングが有効です。

骨密度の改善

女性は年齢とともに骨密度が低下しやすく、骨粗鬆症のリスクが高まります。アリゾナ大学の研究(2005年『Osteoporosis International』掲載)では、週3回の筋力トレーニングを4年間続けた女性の骨密度が1.9〜2.3%上昇しました。定期的なトレーニングは骨の薄さを防ぐ有力な手段です。

体組成の変化

2011年に『Medicine & Science in Sports & Exercise』に発表された研究では、座りがちだった女性が6年間にわたって抵抗トレーニングを継続した結果、体脂肪の増加が抑制され、筋肉量が維持・増加したことが示されています。筋力トレーニングは長期的な体型維持に有効です。

炎症の抑制

メタボリックシンドロームのリスクが高い女性に対し、全身抵抗トレーニングは炎症マーカーを低下させることが、2010年と2012年の『American College of Sports Medicine Journal』の研究で確認されています。体重が減らなくても、炎症抑制という健康効果が期待できます。

全体的な健康効果

2009年の『European Journal of Applied Physiology』の研究では、座りがちだった健康な女性が24週間の水中抵抗トレーニングを行うことで、体脂肪が減少し、血圧が改善されたと報告されています。陸上でのトレーニングに限らず、水中でも同様の効果が得られます。

以上のように、女性が筋力トレーニングを取り入れることで、バランス、骨密度、体組成、炎症、そして全体的な健康状態が向上します。週2回、20分以上のトレーニングを目安に、継続的に取り組むことが推奨されます。

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