ベータHCG(βhCG)の測定方法
ベータHCG(βhCG)とは
ベータヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)は人体で産生されるホルモンです。妊娠中は血中のβhCG濃度が大幅に上昇し、妊娠検査の根拠となります。通常、妊娠初期の数週間は48〜72時間ごとに濃度が約2倍になるが、やがて増加ペースは緩やかになります。陽性結果を確認するためには、数日間にわたって複数回の検査が推奨されます。超音波検査より早期に検出できるものの、βhCG濃度が低い女性もいるため、検査精度は必ずしも高くありません。定量的βhCG検査は血液中のホルモン量を測定する血清検査です。
必要なもの
- 注射針
- 手袋
- 消毒液
- 弾性バンド
- 絆創膏
- 血漿分離チューブ
- βhCG測定キット
手順
サンプル採取
- 採血部位(肘の内側や手背)を消毒液で清拭します。
HCG濃度が低いと子宮外妊娠や不全流産、胎児死を示すことがあります。 - 上腕に弾性バンドを巻き、静脈を軽く圧迫して膨らませます。
HCG濃度が高いと妊娠、卵巣癌、精巣癌、子宮絨毛癌の可能性があります。 - 針を静脈に刺し、血液を採取します。その後、針とバンドを外します。
血液は血漿と赤血球を分離する密閉チューブに入れます。 - 穿刺部位に止血用絆創膏を貼ります。
絆創膏は感染防止と出血止止に役立ちます。
- 採血部位(肘の内側や手背)を消毒液で清拭します。
検体の検査
- 使用するβhCG免疫測定法のマニュアルに従い、試薬を操作します。適切なアッセイを選択してください。
- 測定結果を基準表と比較します。男性は2.0 mIU/mL未満、妊娠していない女性は3.0 mIU/mL未満が正常値です。
- 患者が服用している薬剤の影響を考慮します。利尿剤やプロメタジンはHCG値を低下させ、抗てんかん薬、抗パーキンソン薬、フェノチアジン系薬剤は上昇させることがあります。これらは偽陰性・偽陽性を引き起こす可能性は低いですが、留意が必要です。
