閉経期のリビド(性欲)治療

考慮すべき点

閉経によりエストロゲン、プロゲステロン、テストステロンなどの性ホルモンが減少します。エストロゲンが減ると膣の潤いが失われ、粘膜が薄くなり、性交時に痛みを感じやすくなります。プロゲステロンの低下も性欲に影響し、テストステロンが減少すると全体的に性的関心が低下します。

代替アプローチ

ハーブや鍼灸など、ホルモンに直接依存しない方法があります。エストロゲン様作用を持つフィトエストロゲン(ブラックコホシュ、トンカ)は体内に外部ホルモンを供給するリスクがありますが、アドレナルや脂肪細胞からのエストロゲン産生は続きます。エストロゲンを含まないマカなどの非エストロゲン系ハーブは、内分泌腺をサポートし自然ホルモンの分泌を促すとされています。その他、ダミアナ、イチョウ葉、野生オーツ、レタス、マザーウォートなどもリビド向上に利用されます。専門のハーバリストやホメオパスに相談しましょう。

また、鍼灸は特定の経絡に細い針を刺すことでエネルギーの流れを整え、性欲改善に寄与すると報告されています。

ホルモン補充療法(HRT)

HRTはホルモンバランスを迅速に整える最も直接的な方法ですが、乳がんや卵巣がん、血栓、脳卒中、心血管疾患のリスク増加が指摘されています。2002年のWHI試験中止は、合成ホルモンの副作用が明らかになったことが原因です。

生活習慣の改善

体重管理、定期的な運動、ストレスコントロールは性欲向上に効果的です。ヨガは心身のバランスを整えるのに役立ちます。エストロゲン様食品(ジャガイモ、サツマイモ、小麦、米、さくらんぼ、リンゴ、大豆)を積極的に摂取し、アルコールは控えめに、禁煙を心がけましょう。マルチビタミンの摂取と十分な睡眠も重要です。

心身のケアの重要性

人間関係、仕事、金銭面でのストレスは性欲に大きく影響します。カウンセリングや友人・家族との対話で感情を整理し、パートナーと身体的・心理的な不安についてオープンに話し合いましょう。閉経後の自分を受け入れ、前向きな姿勢を持つことで、性への関心が自然に高まります。

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