閉経後の女性は鉄サプリを摂取すべきか?
月経による血液喪失がなくなる
閉経後は月に一度の出血がなくなるため、鉄欠乏性貧血になるリスクは低くなります。
過剰な鉄分のリスク
米国国立衛生研究所のデータによると、閉経前の女性は鉄分が低いことが心血管疾患の発症率が低い要因と考えられています。一方、閉経後は男性と同等の心臓病リスクがあり、体内に鉄が蓄積しやすくなることが一因とされています。
鉄と活性酸素の関係
鉄は酸素代謝の副産物である活性酸素種(フリーラジカル)を活性化し、これが心血管疾患と関連しています。
過剰な鉄が引き起こす悪影響
活性酸素は冠動脈を傷つけ炎症を起こし、動脈硬化や血管閉塞の原因となります。また、鉄はLDLコレステロール(いわゆる“悪玉”)の酸化を促進し、冠動脈に有害な形に変える可能性があります。
鉄吸収が抑えられる食事は有益か?
肉の摂取が少なく食物繊維が豊富な食事は、鉄の吸収を抑制し、心血管疾患の発生率が低いことが報告されています。
鉄過剰による毒性
体内に鉄が過剰に蓄積すると臓器に蓄積し、毒性を引き起こす恐れがあります。メイヨークリニックは、閉経後の女性は必ずしも鉄サプリが必要とは限らないと指摘しています。サプリを検討する際は必ず医師に相談しましょう。
まとめ
閉経後は月経による鉄損失がなくなるため、過剰な鉄摂取は心血管リスクを高める可能性があります。日常の食事で十分な鉄分(目安は8 mg/日)を確保し、サプリの必要性は医師と相談の上で判断してください。
