閉経前後期に起こるエストロゲン急上昇のサインと症状
閉経前後期(ペリメノポーズ)は、更年期へ向かう過程でエストロゲンやプロゲステロン、テストステロンなどの性ホルモンが大きく変動します。エストロゲンが急上昇すると、さまざまな身体的・精神的症状が現れることがあります。
乳房の張り・痛み
エストロゲンが高いと乳腺組織が増殖し、胸が張ったり痛んだりします。思春期や妊娠初期に感じたような、しこりや腫れを伴う不快感が典型的です。プロゲステロンが増えると体液が保持され、さらに乳房が大きくなることがあります。これらの症状は月経前や妊娠中、ペリメノポーズでも周期的に現れることがあります。
月経の不規則・異常
ペリメノポーズでは排卵が不規則になるため、プロゲステロンの産生が減少し、エストロゲンが相対的に優位になります。その結果、子宮内膜が過剰に増殖し、月経が不規則になったり、出血量が増えたり減少したりします。個人差はありますが、胸の張りと併せて現れることが多いです。
線維嚢胞性乳房
この年代の女性に多く見られる線維嚢胞性乳房は、エストロゲン過剰が原因とされています。痛みやしこりが生じますが、がんのリスクは低いとされています。エストロゲンとプロゲステロンのバランスを整えるために、自然由来のプロゲステロンの使用が推奨されることがあります。
エストロゲン過剰のその他の症状
エストロゲンが過剰になると、イライラ、ホットフラッシュ、夜間の発汗、不眠、怒りやすさ、頭がぼんやりする、体重増加、記憶力低下などの症状が現れます。また、血糖値の不安定、膨満感、抜け毛、代謝低下、低血糖、月経前症候群(PMS)、亜鉛欠乏なども報告されています。
