閉経後に起こる骨盤痛の原因と対策

子宮内膜症は稀だが起こり得る

子宮内膜症はエストロゲン依存性の疾患で、骨盤痛を引き起こします。通常は生殖年齢の女性に多いですが、閉経後でもホルモン補充療法(HRT)を受けている場合に稀に発症します。

ホルモンの影響

ホルモン療法を受けると、エストロゲンが子宮筋腫(fibroids)の増殖を刺激し、痛みのリスクが高まります。子宮筋腫はエストロゲンとプロゲステロンの受容体を持ち、ホルモンが供給されると増大します。閉経が進むと自然にエストロゲンとプロゲステロンが減少するため、通常は筋腫が縮小しますが、HRT中は逆に増大することがあります。

子宮筋腫の大きさと位置による痛み

筋腫のサイズと部位により痛みの出方が異なります。後方にある筋腫は腰痛を、広靭帯付近の筋腫は坐骨神経を圧迫して片側の下腹部痛を引き起こすことがあります。前方の筋腫は膀胱を圧迫し、排尿困難や膀胱刺激感をもたらすことがあります。

その他の原因

骨盤痛は周期性外陰炎でも起こります。エストロゲン低下により膣皮膚が薄くなり、ひび割れや乾燥、ヘルペス単純疱疹ウイルス感染、酵母感染、扁平苔癬、硬化性苔癬などが併発しやすくなります。

追加で考慮すべき点

腫瘍、骨盤癒着、間質性膀胱炎、結腸炎、過敏性腸症候群、大腸腫瘍、憩室症なども骨盤痛の原因となります。閉経後に骨盤痛を感じたら、必ず医師に相談しましょう。

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