子宮筋腫の治療法
子宮筋腫とは
子宮筋腫は、子宮の筋層にできる良性の腫瘍で、30代から閉経前の女性に多く見られ、最大75%の女性に発生するとされています。癌化は極めて稀ですが、月経過多や骨盤痛など生活の質を低下させる症状を引き起こすことがあります。
経過観察(Watchful Waiting)
症状がほとんどない場合、医師は定期的な検診で経過を観察する「経過観察」を勧めます。閉経に近づくと筋腫は自然に縮小することが多いです。
薬物療法(適応治療)
軽度の症状には、痛み止め(NSAIDs)や貧血予防の鉄剤が処方されます。
経口避妊薬やプロゲステロン放出型IUDは、出血量や疼痛のコントロールに有効ですが、筋腫のサイズ自体は縮小しません。
特定薬剤による治療
GnRH作動薬(例:シナレル、ルプロン)はエストロゲン・プロゲステロンの分泌を抑え、月経を軽くしたり停止させることで筋腫を縮小させます。
ダナゾールは合成アンドロゲンで、出血量や筋腫サイズを減少させますが、毛深くなる、体重増加、声が低くなるなどの副作用があります。
手術療法
症状が重い場合や妊娠への影響が懸念される場合は、筋腫の切除(筋腫摘出術)やサイズ縮小手術(子宮筋層切除術)などが選択肢となります。詳細は担当医と相談してください。
