閉経後にエストロゲンクリームを使用する際のポイントと注意点
エストロゲンクリームの概要
エストロゲンクリーム(商品名:プレマリン)は、閉経後の女性が経験しやすい膣の乾燥や萎縮を改善するために使用されます。処方箋が必要で、ジェネリックはありません。
成分と作用機序
- 結合型膣エストロゲン(エストロゲン、17α-ジヒドロエクィリン、エクィリン)を含み、これらは妊娠馬の尿から抽出されます。
- 膣粘膜の厚みを増し、潤いを回復させます。
使用方法
- 専用アプリケーターに処方された量を入れ、膝を曲げて仰向けになり、膣内に挿入してプランジャーで放出します。多くの医師は就寝前の夜間に毎日使用することを推奨しています。
- 外陰部に刺激がある場合は、指でクリームを優しく塗布することも可能です。
副作用
- 出血、乳房の圧痛、性欲の変化、片頭痛、膨満感、情緒不安定などが報告されています。
- 高用量使用は胆石形成や角膜の曲率変化(コンタクトレンズ装着困難)を引き起こすことがあります。
- 顔面に茶色い斑点(メラズマ)が生じることがあり、永続的になる可能性があります。
リスク
- エストロゲン濃度が高いと血栓症のリスクが上昇します。喫煙はリスクをさらに高めるため、使用前に禁煙が推奨されます。
- 子宮内膜がんのリスクが増加しますが、プロゲストロン併用によりリスク低減が可能です。
- 乳がんリスクも上昇する可能性が示唆されていますが、エビデンスは不確かです。
医師への相談
閉経後の膣乾燥や刺激感が続く場合は、まず産婦人科医に相談してください。医師が症状に合わせてエストロゲンクリームの適用可否や使用方法を判断します。
