外科的閉経の兆候と症状
症状
卵巣は主にホルモンを産生しますが、卵巣が摘出されるとホルモンレベルが低下し、さまざまな症状が現れます。症状は人によって異なり、程度もさまざまです。主な症状には、ホットフラッシュ(顔面紅潮)、夜間発汗、動悸、うつ、気分の変動、膣の乾燥、疲労、睡眠障害、記憶力低下、体重増加、尿失禁、性欲低下などがあります。
自然閉経との違い
外科的閉経は自然閉経と比べていくつかの点で異なります。手術によるホルモン欠乏は突然起こるため、徐々に移行する自然閉経とは異なり、症状がより強く出ることがあります。また、外科的閉経は自然閉経よりも若い年齢で起こることが多く、手術後の回復と同時に閉経期の心身の変化に適応しなければなりません。
ホルモン補充療法
ホルモン補充にはいくつかの種類があります。エストロゲンとプロゲステロンを組み合わせた治療は「ホルモン補充療法(HRT)」と呼ばれ、乳がんリスクが上昇する可能性が報告されています。一方、エストロゲン単独のエストロゲン補充療法(ERT)はリスクが低いとされています。米国更年期学会によれば、FDA の承認を受けたバイオ同等ホルモンは処方箋で入手可能ですが、調合されたカスタム製剤は承認されておらず、健康に害を及ぼす恐れがあります。
骨粗鬆症
エストロゲンが減少すると骨密度が低下し、骨減少症(オステオペニア)や、さらに進行した骨粗鬆症のリスクが高まります。骨密度検査で定期的に経過を確認し、必要に応じて骨折リスクを減らす薬剤を使用しますが、これらの薬には副作用やがんリスクが伴うことがあります。体重負荷運動やレジスタンストレーニング、カルシウムサプリメントの摂取は予防に有効です。
外科的閉経の管理
外科的閉経の対策は個々の症状や状況に合わせて行われます。ホルモン補充療法のほか、ブラックコホシュや大豆イソフラボンなどのハーブサプリメントが用いられることがあります。場合によっては抗うつ薬やその他の薬が処方されることもあります。症状が生活に支障をきたす場合は、医師と相談し最適な治療法を選択しましょう。
