卵管切除術の副作用とは

卵管切除術(サルピンジェクティ)とは、女性の卵管を外科的に除去する手術です。感染症や子宮外妊娠、子宮内膜症などの治療のために行われます。外科手術であるため、副作用やリスクが伴います。

手術の種類

原因に応じて、片側の卵管だけを除去する単側卵管切除術、または両側の卵管を除去する両側卵管切除術があります。感染(卵管炎)が片側だけの場合は単側、両側の場合は両側です。

切開方法

手術は主に2つの切開方法があります。

  • 腹腔鏡下卵管切除術:へそ付近に小さな切開を1~2㎝程度作り、全身麻酔または局所麻酔で行います。回復が早いのが特徴です。
  • ビキニライン切開(開腹手術):恥骨上部、ビキニラインに4〜6インチ(約10〜15cm)の切開を行い、全身麻酔で実施します。創面が大きく、痛みや出血リスクが高くなります。

手術後の影響

切開方法により副作用は異なります。腹腔鏡手術は回復が早く、術後の痛みも少ないです。一方、ビキニライン切開は大手術になるため、痛み、出血、麻酔への反応、感染、瘢痕形成のリスクが高くなります。一般的に、術後約3日で日常生活に復帰できますが、開腹手術の場合は完全回復まで数週間かかることがあります。

長期的な影響

単側卵管切除術を受けた女性は、残っている卵管側からの排卵で自然妊娠が可能です。両側卵管切除術の場合、自然妊娠はできませんが、体外受精(IVF)などの生殖補助医療により妊娠が可能です。

併用手術・考慮点

卵管切除術は、子宮全摘出(子宮摘出術)や卵巣摘出(卵巣摘出術)と同時に行われることがあります。統計では、子宮摘出術の約30%で卵管と卵巣も同時に除去されます。

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