更年期に感じる寒さとその対策
更年期の女性は、ホットフラッシュや夜間の発汗の直後に寒さを感じることがあります。特に、発汗が起きたときに睡眠中であれば、体が濡れたまま目覚め、冷たさに震えることがあります。
内分泌系の変化
寒さが骨まで届く感覚は、ホットフラッシュの逆で、ホルモンバランスの乱れにより体温調節機能が低下している可能性があります。年齢とともに疲弊しやすい内分泌腺が体温をコントロールしているため、機能が最適でないと極端な温度変化が起こります。
うつ病と季節性情動障害(SAD)
季節性情動障害(SAD)やうつ病でも寒さを感じやすくなると、ワシントン大学医学部のデイビッド・エイブリー博士は指摘しています。更年期の激しいホルモン変動はうつ症状を誘発しやすく、体温の最低は午前3時に達します。SADの人は体内時計がずれ、朝6時に目覚めても体はまだ夜だと認識し、冷たさを感じます。エイブリー博士は、起床後すぐに15分間の散歩をし、朝日を浴びることで体内時計をリセットし、寒さと抑うつ感を軽減できると勧めています。
貧血
鉄分不足や貧血は、更年期の過多月経や食事の偏りで起こりやすく、寒さを感じさせます。ブロッコリー、ジャガイモ、ツナ、レバー、エビ、赤身肉、七面鳥など鉄分が豊富な食材を摂取しましょう。必要に応じて医師に鉄サプリの使用を相談してください。
甲状腺機能低下症
更年期女性は甲状腺機能低下症を併発しやすく、代謝が低下して体が冷えることがあります。その他の症状としては低血糖、乾燥・薄くなる皮膚、低体温などがあります。医師の診断と適切な治療が重要です。
バランスを取り戻すために
体温感受性については必ず医師に相談し、バランスの取れた食事と必要なビタミン・ミネラルを摂ることで、ホルモンの変化に対処しやすくなります。
