自宅でできる閉経テストの信頼性と選び方
信頼性に疑問がある
UCLA医学部のキャロリン・ジャネット・クランダル博士は、家庭用テストの正確性に懐疑的です。尿中のFSH(卵胞刺激ホルモン)測定は、更年期の判定指標として信頼できない可能性があると指摘しています。血中のFSHレベルと更年期症状の相関は弱く、尿を用いた測定が妊娠状態を予測できるかは不明です。
FSHレベルは大きく変動する
クランダル博士は、月経が不規則になる更年期前段階ではFSHレベルが大きく変動し、正確な測定が難しいと説明しています。一般的に、12か月連続で月経がない場合に更年期と判断されます。
市販の尿検査の種類
米国で販売されている主な尿検査キットは以下の通りです。
- Menocheck(Synova)…FDAの評価では他のキットに比べ有効性が低いとされています。
- Estroven(Amerifit Nutrition)…結果が見やすい表示方式です。
- RU25 Plus(Hormone Check)…同様に結果が視覚的に分かりやすいです。
Menocheck を使用する場合、テストラインとコントロールラインの色の濃さを比較して判定しますが、判定が難しいことがあります。
唾液検査キットのブランド
唾液を用いた検査としては、以下の製品があります。
- ZRT Laboratory の Saliva Test Kits
- Genova Diagnostics の Female Check(Body Balance)
- North Bay Diagnostics の Menopause Hormone Profile
これらは検体をラボへ送付し、医療専門家による解析が必要です。
症状があってもFSH値が示す結果が異なる場合
ホットフラッシュ、夜間の発汗、胸の張りといった更年期症状がある場合は、まず医師の診察を受けることが推奨されます。FSH値が更年期範囲外でも、症状から更年期・プレ更年期と判断されることがあります。一方、症状が全くない場合はFSH値に過度にこだわる必要はありません。
また、家庭用テストだけで「妊娠できない」や「避妊をやめる」判断をしてはいけません。医師と相談し、適切な判断を行いましょう。
