避妊ピルの種類と特徴

経口避妊薬は、主に排卵を抑制することで妊娠を防ぎます。また、子宮内膜や子宮頸部の粘液を変化させ、受精しにくくする働きもあります。ピルには合成エストロゲンとプロゲストンが含まれますが、製品やブランドにより配合量は異なります。

単相(モノフェーズ)ピル

単相ピルは、月経周期を通じて一定量のエストロゲンとプロゲストンを投与します。ホルモン変動による気分変化が少なく、正しく使用すれば99%以上の避妊効果があります。

多相(マルチフェーズ)ピル

多相ピルは、1980年代に単相ピルの副作用軽減を目的として開発されました。エストロゲンとプロゲストンの量を月の段階ごとに変化させ、自然な月経周期に近づけます。二相ピルは2段階、三相ピルは3段階のホルモン配合があり、こちらも正しく使用すれば99%以上の効果が期待できます。

ミニピル(プロゲストン単独)

ミニピルはプロゲストンのみを含むため、エストロゲンが不要な方に適しています。子宮頸部の粘液を濃くして精子の侵入を防ぎ、場合によっては排卵も抑制します。授乳中の母親やエストロゲンにリスクがある女性に選ばれますが、毎日同じ時間に服用し、3時間以上遅れた場合はバックアップ法が必要です。

拡張サイクルピル

拡張サイクルピルは、3か月ごとにアクティブ錠を服用し、年間で月経回数を4回程度に減らすことができます。出血は短く軽くなることが多く、初期の数か月は不規則出血が起こることがありますが、徐々に安定します。

使用上の注意

まれに重篤な副作用が起こることがあります。35歳以上、喫煙者、血栓症の既往がある方などは特に医師と相談してください。また、他の薬剤との相互作用で避妊効果が低下することがあるため、服用中の薬は必ず医師に伝えましょう。

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