閉経期における女性のFSH(卵胞刺激ホルモン)レベル

脳の底部に位置する下垂体は、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)を分泌します。閉経が近づくとエストロゲンが低下し、脳は下垂体に対しFSHの産生を促します。FSHは卵巣に卵胞の成熟とエストロゲン産生を促すために放出されますが、卵胞が減少し質が低下すると、どれだけFSHを分泌しても妊娠は困難になります。その結果、閉経期の女性は生涯にわたりFSHレベルが高い状態が続きます。

体はまだ卵胞を作ろうとする

女性は出生時に限られた数の卵子を持ち、年齢とともにその数と質が低下します。卵胞が少なくなると、下垂体はそれを補おうとさらに多くのFSHを分泌しますが、実際に妊娠可能な卵胞が残っていなければ排卵は起こりません。したがって、更年期の女性は死亡まで高いFSHレベルが維持されます。

FSHレベルの上昇

生殖可能な期間中の正常なFSH値は5〜25 mIU/mLです。閉経前期(ペリメノポーズ)に入ると卵巣のエストロゲン産生が減少し、FSH値は上昇します。25 mIU/mLを超えると月経が停止に近づいているサインとされ、50 mIU/mL以上になると完全に閉経状態と判断されます(Epigee.org)。

卵巣機能の低下

高いFSH値は卵巣の機能低下を示し、閉経が差し迫っていることを意味します。若い女性ではFSHの上昇が卵胞の成熟と排卵を促し、排卵後にエストロゲンが上がってFSHが低下します。閉経期の女性では排卵が起こらないため、FSHが高止まりします。

エストラジオール検査とFSH検査

Cleveland Clinicによると、早期閉経が疑われる若年女性にはエストラジオール(エストロゲン)とFSHの2つの検査が行われます。エストラジオールが20〜40 pg/mL未満であれば閉経の可能性があり、FSHが30〜40 mIU/mLに上昇していれば「早発性卵巣不全(POI)」と診断されます。

検査を受ける際の留意点

自宅で行う自己検査は結果が確定的ではなく、閉経の可能性を示す指標にすぎません。ホルモン値は日々変動するため、異常が出た場合は医療機関で再検査を受け、総合的に診断することが重要です。

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