卵巣がんの検査

卵巣がんは卵巣から発生する悪性腫瘍で、米国癌学会によると生涯で約71人に1人の確率で発症します。初期は定期的な子宮頸部細胞診やCA‑125血液検査で異常が見つかり、さらなる検査で確定診断と病期の評価が行われます。

血液検査

まず、医師は白血球、赤血球、血小板の数値を調べる血液検査を行います。また、肝臓や腎臓の機能も評価します。卵巣がんの指標として最も用いられるのがCA‑125検査で、数値が高い場合は婦人科腫瘍専門医への紹介が行われます。

超音波検査・画像診断

経膣超音波や経腹超音波で骨盤内に腫瘍があるか確認します。腫瘍が液体で満たされた嚢胞か、実体の腫瘍かを判別できます。

さらに、必要に応じてMRIやCTスキャンを実施し、腫瘍の大きさや他臓器への転移の有無を評価します。

X線検査

大腸や直腸への転移が疑われる場合はバリウム注腸造影や大腸内視鏡検査を行います。肺への転移は胸部X線撮影で確認します。

PET検査(陽電子放射断層撮影)

放射性グルコースを体内に投与し、がん細胞が多くのブドウ糖を取り込む性質を利用して腫瘍の位置を画像化します。微小転移の検出に有用ですが、費用が高く保険適用外となることが多いです。

腹腔鏡検査

小さな腹部切開から光源付きカメラを挿入し、腹腔内を直接観察します。必要に応じて組織を採取し病理診断を行い、がんの進行度や転移の有無を詳しく評価します。

女性の健康 - 関連記事