閉経期に役立つ天然ハーブ療法

米国国立医学図書館は、閉経(更年期)を女性の卵巣がエストロゲンとプロゲステロンの産生を停止し、月経が止まる自然なライフステージと定義しています。多くの女性は45〜50歳頃に閉経を迎え、ホットフラッシュや夜間の発汗、睡眠障害、膣の乾燥、気分の変動、集中力低下、顔の毛の増加などの症状が現れます。また、心疾患、骨粗鬆症、乳がんのリスクも高まります。

ホルモン補充療法に加えて、天然ハーブを取り入れることで症状緩和が期待できます。以下に代表的なハーブとその使用方法、注意点を紹介します。

ブラックコホシュ (Black Cohosh)

アリゾナ大学統合医療センター創設者のアンドリュー・ワイル博士は、ブラックコホシュがホットフラッシュを軽減し、ホルモンバランスの維持に役立つと述べています。乳がんリスクのある女性でも安全とされ、副作用の報告はほとんどありません。通常は1日2回、最大6か月間服用します。

マカ根 (Maca Root)

南米原産のマカは、ビタミンB1、B2、B12、C、E、亜鉛、カルシウム、マグネシウムを豊富に含み、エストロゲンとプロゲステロンのバランスを整えるとされています。膣の乾燥やホットフラッシュの緩和、記憶力向上、骨粗鬆症予防に効果が期待できます。マカ根は沸騰させてお茶として飲むのが一般的です。

ドンカイ (Dong Quai)

ドンカイはビタミンE、A、B12を含み、血管拡張作用で血行を促進し、心疾患予防にもつながります。ホルモンバランスの調整やストレス緩和、気分の変動管理に有効です。お茶にして飲むのが推奨されますが、血管拡張作用があるため、過度の出血がある女性は使用を避けてください。

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