更年期のほてり(ホットフラッシュ)対策と治療法
更年期の女性にとって、ほてり(ホットフラッシュ)は一般的な症状です。体内のホルモンバランスの変化により、顔や胸部に熱感が走ります。ほてりに耐えられる人もいれば、対策が必要な人もいます。本稿では、薬物療法、生活習慣の見直し、ハーブ・サプリメントなど、さまざまな治療法をご紹介します。
ほてりの引き金
辛い食べ物やスパイス、アルコール、カフェインはほてりを誘発しやすいです。
暑い環境(高温、サウナ、熱いシャワー、暖かいベッド)も同様です。
ストレスは最も強力なトリガーのひとつです。自分のほてりを引き起こす要因を把握し、できるだけ回避しましょう。
生活習慣の改善
定期的な運動はエンドルフィンを分泌させ、全身の調子を整え、ほてりを軽減します。
ストレス管理は重要です。リラクゼーション音源を聴く、就寝前に適量のワインを楽しむなど、リラックスできる方法を見つけましょう。
食事日記をつけ、ほてりが出たときに摂取した食品を記録し、原因となる食べ物を避けます。
ハーブ・サプリメントとビタミン
ブラックコホシュは欧州で広く用いられ、ほてり緩和に期待が寄せられていますが、効果を裏付ける十分なエビデンスはまだありません。
ビタミンE(800 IU)を摂取すると、一部の女性で症状が改善することがあります。ただし、すべての人に効果があるわけではありません。
薬物療法
低用量の抗うつ薬は脳内の神経伝達物質を調整し、ほてりを抑える効果があります。
ホルモン補充療法(HRT)は、エストロゲンが減少した更年期女性に対し、エストロゲンを補うことでほてりを軽減します。ただし、全員が適応できるわけではないため、必ず医師と相談してください。
日常のちょっとした工夫
重ね着をして調整しやすい服装にし、ウールは避けましょう。綿・レーヨン・リネンは肌に優しく涼しいです。
タートルネックは避け、寝具は綿製のシーツやパジャマを選びます。
ほてりが起きたら氷水を手元に置く、エアコンや扇風機で室温を下げる、携帯用ミニファンを顔の前に持つなど、即効性のある対策を取り入れましょう。
