酵母感染症のサインと症状
種類
酵母感染症の主な原因は、カンジダ属に属する Candida albicans です。膣だけでなく、皮膚や口腔(口腔カンジダ症)でも感染します。稀に全身性の深刻な感染を起こすこともあります。
診断
膣カンジダ症の典型的な症状は、焼けるようなかゆみと、薄いチョーク状の分泌物です。かゆみや分泌物がほとんどないケースもあります。皮膚にできる酵母感染は、股間、口元、腋下、皮膚のひだなどに赤く斑状の発疹が現れます。口腔内の感染では、舌に薄い「ふわふわ」や白い斑点が見られます。
特徴
酵母は真菌で、温かく湿った環境を好みます。皮膚や膣内に常在していますが、善玉菌(乳酸菌)とのバランスが崩れると増殖し、かゆみや灼熱感を引き起こします。かゆみ止めクリームで一時的に症状は和らげられますが、根本的な酵母の増殖が続く限り症状は再発します。
予防・対策
- 膣内の善玉菌を保つため、医師の指示がない限り膣洗浄は避けましょう。
- 酵母は湿気を好むので、デリケートゾーンは清潔かつ乾燥させることが重要です。運動後は必ずシャワーを浴び、乾いた清潔な衣類に着替えましょう。
- 初めて症状が出た場合は医師の診察を受け、必要に応じて市販の酵母治療薬を使用します。
- 通気性の良い下着やゆったりした服装を選び、摩擦やかゆみを防ぎます。かゆい部分を掻くと余計に刺激が増すので注意してください。
治療期間
最も効果の高い市販薬は、1〜3日で感染を解消します。効果が弱い製品は約7日間の使用が必要です。すべての症状が完全に消えるまでに、通常1〜2週間かかります。
留意点
- 発熱や全身の不調を伴う場合は、酵母感染以外の疾患が考えられるため、速やかに医師へ相談してください。
- 処方薬を服用中の場合、市販の酵母治療薬との相互作用(例:ワルファリン)を確認しましょう。
- 妊娠中や黄・緑・茶色の分泌物がある場合は、別の感染症の可能性があります。必ず医師の診断を受けてください。
