閉経期に見られる茶色の分泌(出血)について

茶色の分泌とは

閉経後に見られる茶色の分泌は、血液と膣分泌物が混ざった「スポッティング」のことです。出血量はごく少量で、ピンクから濃い茶色まで色合いが変わります。ホルモンバランスの変化による自然な現象であることが多いですが、時に基礎疾患のサインである場合もあります。

更年期前(ペリメノポーズ)

閉経の2〜8年前に始まる更年期前は、エストロゲンの減少に伴い月経周期が不規則になりやすくなります。この期間中に、周期間のスポッティングやほてり、寝汗、膣の乾燥、睡眠障害、性交時の痛みなどが報告されます。

子宮ポリープ

子宮ポリープは子宮内膜の壁にできる良性の増殖物で、サイズはごま粒からゴルフボール大まで様々です。40代〜50代の女性に多く見られ、症状がないこともありますが、月経不順や閉経後の出血を引き起こすことがあります。

膣乾燥

閉経に伴うエストロゲン低下は膣の潤いを減少させ、乾燥感やかゆみ、灼熱感、性交時の痛み、そして軽い出血を伴うことがあります。米メイヨークリニックの調査によれば、10人中4人が膣乾燥を訴えています。

萎縮(アトロフィー)

エストロゲン不足により子宮内膜が薄くなり、血管が脆くなると、血管が自然に破裂しやすくなります。これが「萎縮性出血」と呼ばれ、少量の血液が膣まで達するまでに酸化して茶色や暗ピンクに変色します。

茶色の分泌が頻繁に続く、量が増える、または他の不快症状を伴う場合は、早めに産婦人科を受診し、適切な検査と治療を受けることが重要です。

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