閉経後出血の診断方法
概要
閉経後の出血(ポストメノパウジ)は、最後の月経から少なくとも6か月が経過した後に起こる膣出血を指します。原因は、ホルモン療法、子宮内膜の薄化、ポリープ、子宮内膜過形成、子宮や子宮頸部の感染、特定の薬剤、がんなど多岐にわたります。
診断の流れ
- 婦人科受診:閉経後に膣出血があれば、まず婦人科医に予約を取って受診してください。閉経過程で月経が不規則になることはありますが、6か月以上月経がなく出血が始まった場合は早めの受診が重要です。
- 既往歴の確認:ホルモンを服用中であれば、出血の原因としてまず考えられます。過去に子宮ポリープや筋腫の既往がある場合は、医師に伝えてください。
- 服用中の薬剤の把握:ビタミンやハーブを含め、現在使用しているすべての薬剤を医師に知らせましょう。薬剤の副作用で出血が起こることがあります。
- 骨盤診察とパップスメア:外陰部、膣、子宮頸部の検査を行い、下部生殖器の異常を確認します。
- 子宮内膜生検または超音波検査:原因が特定できない場合、子宮内膜の厚さやポリープ・筋腫の有無を調べます。
- 子宮鏡検査(子宮鏡視):必要に応じて小型の内視鏡を子宮腔内に挿入し、ポリープや筋腫、疑わしい病変を直接観察・除去し、組織検査を行います。
上記の検査を通じて、原因が良性か、早期にがんの可能性があるかを判断し、適切な治療方針を決定します。
