月経周期を整える薬の選び方と効果

正常な月経周期とは

一般的な月経周期は21日から45日で、出血は最初の週に2〜5日続きます。エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンが周期と出血量をコントロールしています。ホルモンバランスが乱れると周期が不規則になり、治療でホルモンを整えることが基本です。

出血量の軽減

月経過多(月経過多症)や子宮内膜症で血液が多く失われると、鉄欠乏性貧血のリスクが高まります。まずは低用量経口避妊薬が第一選択となります。たとえばSeasoniqueはエストロゲン量を安定させ、3か月連続で服用すると出血が止まり、最終週に軽い「ピル期間」と呼ばれる出血が起こります。これで出血が抑えられない場合は、メフェナミン酸(メフェナミック酸)を処方されることがあります。子宮の腫れを抑え、出血量を約30%減少させる効果が報告されています。

周期の調整

月経間隔が21日未満と短すぎる、または45日以上と長すぎる場合、ホルモンバランスが乱れています。エストロゲンとプロゲステン(合成プロゲステロン)を組み合わせた経口避妊薬を使用することで、周期を安定させることができます。これらの薬は妊娠防止だけでなく、ホルモンレベルを一定に保ち、規則正しい月経を実現します。

排卵機能の回復

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などで排卵が不規則になると、エストロゲンとプロゲステンの変動が激しくなります。医師はメトホルミン(Glucophage)やクロミッド(Clomid)を処方し、インスリン抵抗性を改善したり、ホルモンバランスを整えて排卵を促します。PCOS患者では、メトホルミンとクロミッドを併用することで排卵回復率が高まります。

月経痛の緩和

一次性月経困難症は、月経時に下腹部が強く痙攣する症状です。市販の鎮痛剤で対処できる場合もありますが、痛みが強いときは処方薬が必要です。代表的なのはメフェナミン酸(商品名Ponstel)で、NSAIDに分類されます。成人・思春期は初回500mg、以後は6時間ごとに250mgを服用し、軽度から中等度の痛みを和らげます。

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