子宮内膜ストライプの定義と役割
子宮内膜ストライプとは
子宮内膜ストライプは子宮の内膜(エンドメトリウム)から構成され、排卵期に厚くなります。受精卵が着床できる環境を整える重要な役割を果たします。ストライプの異常は子宮内膜癌の早期サインとなることがあります。
エストロゲンとプロゲステロンの働き
エストロゲンはエンドメトリウムを増殖させ血管を形成させます。排卵が近づくとエストロゲンが上昇し、内膜は厚くなります。一方、プロゲステロンは内膜を薄く保ち、妊娠が成立しない場合は内膜を脱落させます。
着床とデシデウス
受精卵が内膜に着床すると、ストライプはさらに血管が増えて「デシデウス(胎盤壁)」へと変化します。デシデウスは胎盤と連結し、胎児の保護と栄養供給に重要です。
月経サイクル
受精が起こらない場合、プロゲステロンの分泌低下により新しく形成された血管と組織が剥がれ落ち、月経として排出されます。平均的なサイクルは約28日です。
避妊薬の影響
デポ・プロベラなどの避妊薬は合成プロゲステロンを大量に投与し、内膜を薄く保ちます。これにより受精卵が着床できず、妊娠が防がれます。
健康問題
子宮内膜ストライプが過度に厚くなると、子宮内膜癌や子宮内膜過形成のリスクが高まります。超音波検査で厚さを確認し、早期発見が可能です。過形成は合成プロゲステロンで治療され、癌は化学療法などで対処します。
