出産を快適にするテクニック

目的

グラントリー・ディック=リード博士は『恐れのない出産』で、出産時の「恐怖‑緊張‑痛」のスパイラルが痛みの原因と指摘しました。出産テクニックは、自然分娩を目指す妊婦が出産過程を事前に理解し、エピデュラルに頼らずに痛みを和らげる代替手段を身につけることを目的としています。

種類

  • ラマゼ:最も歴史があり広く用いられる方法で、呼吸パターンや集中による気をそらす技術を用います。陣痛時の動き、パートナーやドゥーラによるマッサージ、部位ごとのリラクゼーションが推奨されます。
  • ブラッドリー法:自然分娩と妊娠中の栄養管理を重視し、夫やパートナーを「コーチ」としてサポートさせます。肯定的な言葉掛けやマッサージ、温冷刺激でリラックスさせます。
  • ヒプノバース:自己催眠により内面的な平穏と落ち着きを得ることを教えます。
  • マクモイラー法:出産は競争ではなく、柔軟な出産計画を推奨します。自然分娩である必要はなく、母子の健康が最優先です。

メリット

ポジティブな出産体験をした母親は、自己効力感と満足感が高まります。テクニックは理想的な出産を保証しませんが、何を期待すべきか、どう対処すべきかの知識を提供します。薬剤や人工的な陣痛促進を使わない分娩は、赤ちゃんにとっても有利です。介入が少ないほど帝王切開のリスクが低減し、帝王切開は新生児死亡リスクを高めます。エピデュラルは胎児へ影響を及ぼす可能性があります。

影響

ほとんどの出産クラスは、陣痛中の動き、スクワットや前傾姿勢でのプッシュ、サポートパーソンの活用、完全なリラックス、そして希望する出産内容をまとめた出産計画の作成を共通のテクニックとして教えます。

留意点

出産体験は選択する医療提供者に大きく左右されます。産科医(OB)や認定助産師(CNM)、在宅助産師はテクニックに対する考え方が異なります。CNMの中には水中出産や水を使った疼痛緩和を推奨する人もいますが、病院勤務のOBは水槽がなくエピデュラルを勧めることが多いです。自分の出産・陣痛計画に賛同してくれる医療従事者を選びましょう。

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