病院におけるチャリティーケアの要件
「チャリティーケア」とは、非営利病院が患者の所得が医療費全額を支払うのに十分でない場合に、料金を免除または減額する制度です。1946年のヒル・バートン法に基づき、非営利病院は慈善医療の提供のための資金を受け取ります。各州ごとに要件は異なり、以下の基準で定められています。
ワシントン州
ワシントン州保健局は、支払い能力がない患者に対しチャリティーケアの提供を義務付けています。対象は、世帯収入が連邦貧困ライン(FPL)の100%未満、または100%~200%の範囲にある世帯です。ただし、公共の健康保険に加入できないことが条件です。家族の場合は収入に応じたスライディングスケールで料金が減額され、個人は無料で治療を受けられます。病院は患者に対しチャリティーケアの適用可否を通知し、関連書類は英語以外の言語でも提供しなければなりません。
2010年版の連邦貧困ガイドラインは以下から確認できます。
https://www.cms.gov/MedicaidEligibility/downloads/POV10Combo.pdf
ニュージャージー州
ニュージャージー州では、必要と認められた入院医療について無料または減額された料金が提供されます。ただし、医師費用や麻酔料などはチャリティーケアの対象外です。対象となる患者は、健康保険が無い、または一部しかカバーされていないこと、公共保険の受給資格がないこと、そして州の所得基準を満たすことが必要です。所得がFPLの200%未満の場合は無料、FPLが25%刻みで上がるごとに自己負担額が20%ずつ増加します。
詳細は以下をご参照ください。
https://www.nj.gov/health/charitycare/factsheet_en.shtml#
カリフォルニア州
カリフォルニア州でも、保険が不十分で全額支払えない、または所得が低い患者に対しチャリティーケアが義務付けられています。対象はFPLの一定割合以下の世帯です。例として、サクラメントの病院では、4人家族の合計所得がFPLの200%~350%の範囲にある場合に無料の入院医療が提供されます。
以下の表で詳細をご確認ください。
https://sacramento.bizjournals.com/sacramento/stories/2009/01/12/focus1.html#
カリフォルニア州各病院のチャリティーケアマトリックスは次の資料で確認できます。
https://www.nonprofithealthcare.org/resources/CA%20Hospital%20Systems-Charity%20Care%20Matrix.pdf
