Hoyerリフトスリングの正しい装着手順

Hoyerリフト(スリングリフト)は、ベッドから車椅子へなど、移動が制限された患者さんを安全に転送するために使用されます。リフトは車輪付きのクレーン型装置で、手動または電動で操作し、スリングを取り付けて使用します。スリングは様々な形状・サイズがあり、特にUスリングは太ももを包み、脚間で交差させるタイプが最も一般的です。スリングを正しく装着することで、転送時の患者への負傷リスクを最小限に抑えることができます。

装着手順

  1. 必要な備品(スリング、リフト、椅子または車椅子)をすべて用意し、ベッドの近くに置いておきます。

  2. 可能であればベッドの高さを自分の腰の高さに合わせます。これにより背中への負担が軽減されます。

  3. 患者さんを横向きに寝かせます。病院用ベッドの場合は、患者さんにベッドのサイドレールを握ってもらうと安全です。

  4. 使用するUスリングの取扱説明書に従ってスリングを広げます。サイズや形状はモデルにより異なります。

  5. スリングの背部部分を患者さんの背中の下部(腰のあたり)に合わせ、患者さんを仰向けに転がします。その後、脚用ループを太ももの下に引き出します。

  6. ループを患者さんの脚間で交差させます。交差させることで、リフトで持ち上げた際にスリングから滑り落ちるのを防ぎ、安心感が増します。

  7. リフトを患者さんのベッドの下に置き、脚を開いた状態で車輪をロックします。リフトをベッドの上まで下げ、スリングを取り付けやすい位置まで近づけます。持ち上げる前に車輪のロックを解除します。

  8. スリングの開口部にリフトバーの両側をそれぞれ取り付けます。左右均等に掛けることが重要です。チェーンやSフックを使用する場合は、リフトの取扱説明書に従って取り付けてください。

  9. リフトを上げ、患者さんの臀部がマットレスより少し上がったら、ゆっくりと患者さんを回転させて足をベッドの側に垂らします。その後、リフトを目的地(車椅子など)へ移動し、再度車輪をロックします。

  10. 車椅子に患者さんを下ろし、スリングを取り外します。転送が完了したら必ずスリングを外し、患者さんの不快感や負傷を防ぎます。

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