看護介入の分類と具体例

看護介入分類(Nursing Interventions Classification: NIC)は、40以上の国内看護団体が協力して策定した、専門看護師が実践できる542の具体的介入を体系化したものです。NICは大きく7つの領域に分類され、各領域で患者の状態や環境に合わせた介入が提供されます。

生理的:基本

  • 活動・運動管理、排泄管理、固定管理、栄養支援、身体的快適さの促進、セルフケア支援など、基礎的な生理的ニーズに対応する介入。

生理的:複合的

  • 体内環境の恒常性維持を支える高度な介入。酸塩基バランス管理、脳浮腫管理、循環ケア、機械的補助装置の使用などが含まれます。

行動的

  • 心理社会的機能や生活様式の変容を支援する介入。行動修正、学習意欲向上、健康教育などが該当します。

家族

  • 家族単位の維持と支援に焦点を当てた介入。分娩・産科ケア(帝王切開ケア、電子胎児モニタリング、高リスク妊娠ケア)などが含まれます。

安全

  • 危害防止を目的とした介入。環境管理(物理的環境の監視・調整)をはじめ、転倒防止や感染予防などが含まれます。

医療システム

  • 医療機関やシステムの適切な利用を支える介入。病院・診療所のプロトコル遵守、呼吸・既往歴の正確な評価、法的リスク回避のための規則遵守など。

地域

  • 広範なコミュニティに対する介入。薬物乱用治療、虐待関係支援、在宅看護、教室ベースの健康教育など、集団・地域レベルで実施されます。

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