核熱スキャン検査で使用する機器
核熱スキャンは、放射性同位体で標識した赤血球を体内に注入し、ガンマ線を検出して出血や異常を調べる検査です。小腸や大腸の内部出血、心臓の機能評価(脳室造影)などに利用されます。
放射性同位体
内部出血や血流異常が疑われる場合、患者に放射性同位体を注射します。この同位体は赤血球に結合し、血流に乗って体内を巡ります。赤血球が放出するガンマ線をガンマカメラが捕捉し、出血部位や異常箇所を可視化します。投与方法は主に2通りです。
- 採血した赤血球と同位体を混合し、検査直前に再び血流へ注入する。
- 検査対象部位に直接同位体を注入し、15〜20分後に撮影を開始する。
ガンマカメラ(シンチレーションカメラ)
ガンマカメラは、体内の放射性同位体が放出するガンマ線を検出し、三次元の熱画像を生成します。X線装置と似ていますが、骨の二次元画像ではなく臓器の血流や機能を立体的に映し出します。検査部位(心臓、腹部、脳など)に応じてカメラが回転し、血流の分布を詳細に撮影します。
画像処理コンピュータ
撮影されたガンマ画像は専用の画像処理コンピュータへ送られ、三次元モデルとして再構成されます。医師はこの画像を通じて臓器内の血液の流れや機能を評価し、出血や異常があれば即座に検出できます。これらのシステムは病院内または画像診断センターに設置されており、検査の全工程をサポートします。
