医師が取得できる資格の種類

医学博士(MD)

米国で診療するほとんどの医師や外科医は医学博士(MD)号を取得し、アロパシック(対症療法)医学を実践しています。アロパシック医学は、予防よりも病気や症状を薬や手術で「修正」するアプローチです。MDになるには、学士号取得までの約4年の大学教育、認定医学校での4年間の医学教育、そして専門分野のレジデント研修(3〜7年)を経て、州の医師免許試験に合格する必要があります。

オステオパシック医学博士(DO)

オステオパシック医学博士(DO)号を持つ医師も増えており、特に家庭医や一般診療医で多く見られます。DOは予防医学に重点を置き、生活習慣の改善による疾患予防を重視します。学部課程はMDと同様で、4年間のオステオパシック医学校を修了し、MDと同じレジデント研修を受けます。取得した学位が異なるだけで、研修・試験・州免許の取得プロセスはMDと同等です。

専門資格(ボード認定)

医師は医学位と免許取得後に、さらに専門分野のボード認定を取得することができます。これは任意の資格で、必須ではありませんが、特定分野で高度な知識と技術を有することを示します。認定を維持するためには、厳しい試験と同僚評価を受け、6〜10年ごとに再認定を行い、継続教育や臨床経験を積む必要があります。小児科、救急医学、泌尿器科、神経学、産科などが代表的なボード認定分野です。

中間レベルの医療従事者

医師やDOに加えて、看護師プラクティショナー(NP)や医師補助者(PA)といった中間レベルの医療従事者も患者に診療を提供します。NPはまず登録看護師(RN)として勤務し、追加の大学院教育を受けて資格取得します。PAは学士号取得後、通常2年間の認定プログラムを修了し、実習と国家試験を経て州免許を取得します。各州の法律により、診療範囲や処方権に制限があります。

ヘルスケア業界(一般) - 関連記事