HIPAAの規則と医療分野の規制
対象となる事業体(Covered Entities)
HIPAAは特定の医療関連事業体に適用されます。対象となるのは医療提供者(医師、診療所、心理士、歯科医、カイロプラクター、介護施設、薬局など)や保険プラン(健康保険会社、HMO、企業の健康保険、メディケイド等の公的プログラム)です。また、医療情報を処理するクリアリングハウス(情報仲介業者)も対象です。
対象外の事業体
すべての組織がHIPAAの規制対象になるわけではありません。学校、州政府機関、警察などの法執行機関は対象外です。
通知義務
患者は自分の医療記録がどのように利用・保管されているかを通知される権利があります。記録が漏洩した場合は速やかに患者に知らせる必要があります。合法的な目的で記録が使用される場合は、患者にその旨と使用目的に関する文書を提供します。
医療記録へのアクセス
患者は自分の医療情報にいつでもアクセスできる権利があります。記録のコピーを求めることができ、正当な理由がなく拒否されることはありません。
保護策(Safeguards)
HIPAA対象事業体は、情報を常に保護するための技術的・管理的な対策を講じなければなりません。アクセス制御やデータの暗号化、保存前のセキュリティ対策などが含まれます。
違反の報告方法
HIPAA違反が疑われる場合は、保険会社(保険証に記載の電話番号)や医療提供者、または米国保健福祉省(www.hhs.gov)へ報告できます。
