看護師が用いるシフト交代報告の種類

テープ(書面)報告

オフシフトの看護師は、患者情報を音声テープに録音するか、紙に記載して次のシフトの看護師に渡します。受け入れ側の看護師は、ユニットに着いた時点でテープを聞くか、書面を読む形で情報を取得します。施設によっては報告内容のガイドラインが設けられていますが、ない場合は報告の質が看護師ごとにばらつき、冗長な情報や不要な情報が混在しやすくなります。対面でのやり取りがないため、受け入れ看護師は質問したいときにオフシフト看護師を探さなければならず、忙しいときは重要な情報が抜け落ちるリスクがあります。

口頭報告

受け入れ看護師はまずカルテ(Kardex)を確認し、患者の名前・年齢・診断などの基本情報を把握します。その後、オフシフト看護師が口頭で報告を行い、受け入れ看護師は必要なデータを書き留めながら質問します。報告時間は30分から1時間程度で、看護師がシフト中に起きた出来事を順に語るため構造が曖昧になりがちです。口頭報告の大きな欠点は、2人の看護師がベッドサイドから離れるため、患者はシフト交代の間に長時間待たされる可能性がある点です。

ベッドサイド報告

ベッドサイド報告は従来の方法の課題を解消し、患者を報告プロセスに参加させます。オフシフト看護師が受け入れ看護師を患者に紹介し、ケアプランについて共に説明します。患者はその場で内容を聞き、不明点を確認でき、質問も可能です。個別の目標や経過も報告に含まれるため、患者・オフシフト看護師・受け入れ看護師の三者が同じ情報を共有できます。1人あたり数分で完了し、受け入れ看護師は患者と直接対面できるため、ニーズの把握やシフトの優先順位付けが容易になります。また、機器の使い方を実演しながら指導でき、対面での情報交換によりチームワークが向上します。

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