車椅子からバンのシートへ安全に移乗する方法
適切な用具と安全なリフト技術を使用すれば、車椅子からバンのシートへの移乗は比較的簡単です。患者さんと介護者の安全を最優先にし、移乗前に手順を口頭で説明しておきましょう。
必要な用具
- ガイトベルト(歩行ベルト)
- スリング
- スリングリフト
- 移乗ボード
移乗手順
1. ガイトベルトを使用した立位移乗
- 車椅子とバンのシート間の距離と高さを確認し、最適な移乗方法を選びます。
- 患者さんが立ち上がり、ピボットできる場合はガイトベルトを使用します。ベルトは衣服の上から腰に巻き、介護者が両手で握ります。
- 車椅子をバンの横に寄せ、ベルトを固定したら患者さんを立たせ、ベルトを持ってバンのシートへ導きます。
2. 移乗ボードを使用した座位移乗
- 患者さんが立てないが腕の力がある場合に使用します。滑り止めの木製またはプラスチック製ボードを車椅子とバンのシート間に置きます。
- 車椅子をバンの横に寄せ、アームレールを外し、ボードの一端を車椅子の座面下、もう一端をバンのシートに合わせます。
- 患者さんはバンのドアや天井の安全ハンドルを握り、腕の力でボード上を滑らせながらシートに移動します。移乗後はボードを取り除きます。
3. スリングリフトを使用した移乗
- 車椅子をバンの横に寄せ、スリングリフトとスリングを用意します。
- スリングを患者さんの背後に掛け、四つのストラップが絡まらないように整えます。上部は肩の下、下部は脚の下で交差させます。
- スリングのループをリフトに取り付け、リフトの「上げ」ボタンで患者さんを持ち上げ、バンのシートへ移動させます。移乗後はスリングを外します。
移乗中は常に患者さんの体勢を確認し、介護者は背筋を伸ばして安全に持ち上げるよう心掛けてください。
