海藻の種類と特徴
海藻は海に生えるすべての植物を総称し、主に緑藻(クロロフィタ)、褐藻(フェオフィタ)、紅藻(ロドフォイタ)の3つの大きなグループに分けられます。日本や韓国、中国などでは海藻の採取が重要な産業となっており、食料や医薬品、化粧品など幅広い用途があります。
緑藻(クロロフィタ)
緑藻は海藻の中でも最も一般的なタイプで、約7,000種が知られています。そのうち約700種が水中に生息し、浅瀬や潮汐プールの岩や多孔質の表面に繁茂します。単細胞・多細胞生物の特徴を併せ持ち、実際の植物ではありません。ビタミン剤やマスカラ、創傷のドレッシングなど、アレルギー低減を目的としたさまざまな製品に利用されています。
褐藻(フェオフィタ)
褐藻は最も大きく複雑な海藻群で、約1,500種が知られています。代表的なものに巨大なコンブ(ケルプ)があり、1日で約6メートル(20フィート)も伸び、最大で約27メートル(90フィート)に達します。食用、化粧品、医療用途など幅広く利用され、世界の沿岸地域で重要な食料・産業資源です。海中では巨大な森林を形成し、魚類やエビなど多くの海洋生物に隠れ家と餌を提供します。
紅藻(ロドフォイタ)
紅藻は4,000種以上が確認されており、水中にのみ生息する種が大半です。緑藻・褐藻の総数を上回る最大の海藻群で、寄生や共生など多様な生態を持ちます。死骸は炭酸カルシウムの分岐構造を残し、サンゴ礁の成長に寄与します。
