計算放射撮影(CR)の利点と欠点

利点:コスト削減

CRは既存のフィルム式X線装置をそのまま使用できるため、新たに高価なデジタル装置を購入する必要がありません。撮影に使用するイメージプレートは最大40,000回まで再利用可能で、フィルムや現像費用を大幅に削減できます。画像取得後にプレートをスキャンし、使用後は消去して次の撮影に回すだけです。

利点:画像の迅速な配信

CRで得られた画像はデジタルデータとして即座にワークステーションに表示され、病院内の他部門(救急、ICU、手術室など)へ瞬時に転送できます。例えば、整形外科医が手術室でX線画像をリアルタイムに確認したり、患者がCDに保存した画像を外部の診療所へ持ち込むことも容易です。

欠点:放射線量の増加リスク

画像ノイズ(粒状感)を抑えるために露光量を上げると、患者への放射線被ばくが増加します。CRでは適切な露出設定が難しく、技師が必要以上に高い露光設定を選択しがちになる「露出ファクターのクリープ」も問題となります。

欠点:技師の怠慢につながる可能性

CRの高度な画像処理機能により、撮影時の露出ミスを後処理で補正できるため、技師が露出設定の正確さを軽視しやすくなります。その結果、過剰露光や不足露光の画像が増える恐れがあります。

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