試薬級水の調製と検査

まずは水システムから

水が流れるチューブを適切に選ぶことが重要です。

水がどれだけ純粋であっても、システム内に汚染物が混入すれば、受容できない不純物が残ります。超純水システムは、充填剤・可塑剤・成形時に添加された物質を含まない、単一素材(例:ポリプロピレン)で作られるべきです。また、活性炭フィルタなどの吸着装置を組み込み、ガスや液体・固体の汚染物を除去します。紫外酸化を利用すれば、バクテリアや微生物を効果的に除去できます。

フィルタリング

最終段階では 0.2μm の絶対フィルタを使用し、全ての水システムで試薬級に純化します。設計上の課題は、フィルタ自体が新たな汚染源にならないことです。活性炭や濡れ剤など、フィルタ材料からの汚染物が混入しないよう注意が必要です。

システムの洗浄

超純水を実験で使用する前に、必ずシステム全体を十分に洗浄します。フィルタ交換や部品交換後、またはサンプルを採取する際は、開始時にどれだけの時間水を流すかを検証し、タップから出る水が所定の純度に達するまで流し続けます。

テスト

汚染物は大きく「化学物質」と「微生物」の二種類に分けて検査します。

化学汚染の検査

クロマトグラフィーが主流です。カラムクロマトグラフィーは試料と溶媒を混合し、吸着材を通過させて成分を分離します。ゲル浸透クロマトグラフィーは分子サイズで分離し、ガスクロマトグラフィーやイオン交換クロマトグラフィーも用途に応じて使用されます。

微生物の検査

1990年代後半までの標準は、極細フィルタで濾過した後、残留物を培養しコロニー数をカウントする方法でした。1998年に日本の研究者らは、酵素標識抗体を用いた発光法を開発し、生死を問わずDNAに結合した微生物を光で可視化できるようにしました。

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