X線の基礎知識
概要
X線は電磁放射線を利用して、体内の臓器や歯、骨の画像を作ります。骨折やがんの有無を迅速に診断でき、検査は痛みがなく、適切に管理された場合は健康リスクがほとんどありません。
手順
検査部位に外部からX線が照射され、透過した放射線がフィルムまたはデジタルセンサーに記録されます。デジタルの場合は画像がコンピュータに取り込まれ、健康な組織は暗く、がんなどの異常組織は比較的白く映ります。歯科用X線では、体幹は鉛エプロンで覆われ、頭部だけが露出し、口腔内にフィルムまたはデジタルセンサーを配置して歯の画像を撮ります。
注意点
検査時は放射線が当たらない部位を鉛製エプロンなどで覆います。特に性器や妊娠中の方は十分に保護されます。高線量の放射線は卵子や精子に影響を与える可能性があるため、妊娠している場合は必ず技師に伝えてください。
造影剤の使用
場合によってはバリウムやヨウ素の造影剤を投与し、血管や消化管などの輪郭をはっきり映し出します。バリウムは浣腸で、ヨウ素は注射で投与され、心血管系の検査に有効です。
誤解と真実
X線は低線量の放射線であり、単回の検査でがんを引き起こすほどの量ではありません。最新の装置は被曝量を最小限に抑えており、検査後に体内に放射線が残ることもありません。
