助産師に必要な効果的な委任スキル

委任(Allocation)

委任とは、既に特定の業務を実施できる能力を持つ者に権限を移譲することです。助産師は、委任を受ける者がその責任を受け入れ理解していること、そしてその業務がその者の職務範囲や実務範囲内であることを確認しなければなりません。ここでの「文脈」とは、ケアモデル、サービスの種類、施設や実践環境を指します。

監督(Supervision)

能力はあるが自律的な権限がない業務を委任する場合は、助産師が監督を行います。教育、指導、支援、成果の評価を行い、実施状況をモニタリングしながら指示を出すことが求められます。監督のレベルは、委任者と受任者の双方で合意して決定します。

利用者の権利(Client Rights)

委任を行う前に、利用者の安全と快適さを確保するために必要な技能と知識のレベルを助産師が判断します。この判断は、包括的な健康評価と利用者のニーズの複雑性に基づきます。可能な限り、利用者本人、家族、ケアチームと相談の上で委任を決定すべきです。

リスク評価(Risk Assessment)

利用者ケアの計画のために包括的な健康評価を実施します。評価には、利用者本人や関係者、他のケア提供者からの情報、記録、直接観察、診察、測定、検査結果、継続的なモニタリングとレビューが含まれます。得られたデータの解釈には助産師の専門知識と判断が必要です。

委任のタイミング(When to Delegate)

委任の目的は利用者のニーズに応え、サービスへのアクセスを確保することです。適切な人材が適切なタイミングで手技、教育、支援を提供できるときに委任が行われます。助産師は包括的な評価、委任の決定、そして結果のモニタリングに対して責任を負います。

委任の限界(Limits of Delegation)

助産師が委任した手技は、受任者が自律的に実施できる権限を持たない限り、さらに他者に委任することはできません。また、利用者や認可機関、ポリシー・ガイドラインに対する責任は委任できません。

委任の受諾(Accepting Delegation)

委任を受けた助産師は、以下の責任を負います。必要な監督レベルを誠実に交渉すること、実施が不可能または不本意な場合は速やかに報告すること、業務に伴うモニタリング・報告義務を認識すること、支援を求め自信を築くこと、安全に手技を実施し、結果の評価に参加することです。

協働は相互尊重の雰囲気の中で行われ、コミュニケーション、相談、共同意思決定が効果的かつ効率的なケアを実現します。コンピテンスとは、チームの自信と能力を支える、知識・技術・視点・スキルの総合的な集合です。

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