上顎洞感染のサインと症状

鼻中隔の異常が上顎洞に与える影響

鼻中隔は鼻腔を左右に分ける軟らかい膜です。中隔が偏っていたり、形が不正確だと、上顎洞への空気の流れが妨げられ、炎症や感染のリスクが高まります。外傷や先天的な形状異常が原因で、重症例では矯正手術(鼻中隔形成術)が必要になることがあります。

鼻甲介(ターベナート)の肥大

上部・中部・下部の三つの鼻甲介が過剰に肥大すると、鼻腔が狭くなり、上顎洞への通気が阻害されます。その結果、粘液がたまりやすくなり、感染や鼻漏が起こりやすくなります。

圧力感と関連症状

上顎洞炎が進行すると、鼻や眼、顎に圧迫感が生じます。頭痛や鼻汁の後流、長時間続く咳(気管支炎様)を伴うことがあります。また、まれに複視が起こることもあります。

急性副鼻腔炎の特徴

急性の上顎洞炎では、黄色や緑色の膿が鼻から排出され、歯の痛み、発熱、悪寒が伴います。感染が広がると眼周囲が腫れ、放置すると視力障害や失明の危険があります。こうした症状が現れたら速やかに医師の診察を受けてください。

感染源と対策

ブドウ球菌、ヘモフィルス、連鎖球菌、肺炎球菌などが上顎洞を感染させます。歯周炎や鼻腔内の未治療の感染が拡大すると、上顎洞まで波及します。抜歯後の感染リスクもあるため、定期的な歯科検診が重要です。

症状緩和には、抗生物質の服用、温かい飲み物や蒸しタオルでの吸入、蒸気の多いシャワーなどが有効です。

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