子ども向け公的健康保険の概要

2010年に施行された「オバマケア」(正式名称:Affordable Care Act)は、米国のすべての子どもに対して医療保険のアクセスを拡大することを目的とした法律です。この法律により、既存のメディケイド(Medicaid)や子ども健康保険プログラム(CHIP)の対象が広がり、2014年までに約27%の人口が新たに保険に加入できるようになる見込みです。なお、2014年以前はメディケイドやCHIPの対象外となる子どもは民間保険を購入する必要がありましたが、同法の一部は既往症の有無に関わらず子どもへの保険加入を拒否できないよう保険会社に義務付けました。

メディケイド(Medicaid)

メディケイドは低所得者向けの政府補助プログラムで、保険そのものではなく医療サービス提供者に直接給付金が支払われる仕組みです。子どもが18歳以下で、居住州が定めた所得・資産基準を満たす世帯に加入資格があります。単身で生活する10代や、州によっては21歳まで延長されるケースもあります。

子ども健康保険プログラム(CHIP)

CHIPはメディケイドの対象外となる中間所得世帯の子どもを対象とした保険です。各州が独自に適格基準を設定しており、加入者は保険料がほとんどかからないか、全くかからない場合もあります。

公的保険の給付内容

メディケイド・CHIPともに包括的な医療カバーを提供します。緊急医療、入院、診療はもちろん、歯科治療、処方薬、メンタルヘルス、乳幼児の聴覚・視覚検査、予防接種、定期健診などが含まれます。

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