柔軟な支出アカウント(FSA)の利用規則とポイント

柔軟な支出アカウント(FSA)は、従業員が給与から税引き前の資金を拠出し、医療費の自己負担を軽減できる雇用主提供の福利厚生です。以下では、FSAの主要な利用規則と注意点を解説します。

請求期間

2011年以降、従業員は指定された請求期間内に医療費を実際に支払わなければ、払い戻しを受けられません。請求期間が終了した時点でFSAに残っている金額は返金されず、翌年に繰り越すこともできません。また、期限切れの未使用金額を別の口座での払い戻し対象費用に充てることはできません。

店頭販売薬(OTC)

インスリンを除き、店頭販売薬(OTC)に対してはFSA資金は使用できません。払い戻し対象となるのは、医師の処方箋がある薬のみです。Kiplingerは、定期的に使用するOTC薬でも医師に処方箋を書いてもらい、FSAで購入できるようにすることを推奨しています。一般的に使用されるOTC薬としては、アレルギー薬、咳・風邪薬、鎮痛剤などがあります。払い戻しを受けるには、処方箋のコピーと領収書をFSAプロバイダーに提出する必要があります。規則違反で対象外の医療費にFSA資金を使用した場合、使用金額に加えて20%の罰金が課されます。

成人子どもへの適用範囲

税務上の扶養家族とみなされた子どもだけが、親のFSAからカバーされます。子どもの年齢や親の団体健康保険の適用有無は関係ありません。27歳未満であれば、扶養家族として申告していなくても、親のFSAで費用を支払うことができます。FSAにどれだけ資金を拠出すべきか検討する際は、子どもの利用資格について人事部に確認するとよいでしょう。

FSAの拠出上限

従業員は年間最大4,000ドルまでFSAに拠出できますが、2013年以降は上限が2,500ドルに引き下げられました。そのため、上限変更前にレーザー視力矯正手術などの選択的医療手術を受けることが有利です。

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