COBRA(コブラ)保険再加入の権利

失業すると収入が途絶えるだけでなく、健康保険も失う可能性があります。健康保険が無い状態で病気やケガをした場合、保険加入後6〜36か月間はその治療費がカバーされないことがあります。米国の連邦法であるCOBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)は、失業した際に18〜36か月間、健康保険の継続加入権を保証します。

対象となる会社の条件

  • 従業員が20人以上在籍し、前年の少なくとも50%が働いていた企業が対象です。パートタイム従業員は、フルタイム従業員に換算するための時間数が計算式で決まります。

仕組みと手続き

  • 退職後、雇用主はCOBRAによる保険再加入の権利と、加入期間・月額費用を記載した通知を必ず行わなければなりません。雇用中に雇用主が保険料の一部を負担していた場合、COBRA加入時はその分も自己負担となり、月額保険料は退職前より高くなることが一般的です。COBRAに加入すれば、退職前と同じ医療給付を受け続けられます。

加入対象者

  • COBRAは、対象企業の元従業員、退職者、その扶養家族が利用できます。扶養家族をカバーするには、本人もCOBRAに加入する必要があります。重大な不正行為で解雇された者は対象外です。離婚等で配偶者の保険が失われた場合も、COBRAで継続できます。

従業員の適格条件

  • COBRAの対象は、在職中に会社の健康保険プランに加入していた従業員のみです。加入していなかった者が失業した場合、COBRAは適用されません。

期間とスケジュール

  • COBRA加入の権利がある場合、最低60日間の選択期間が与えられます。雇用主は退職後14日以内に権利通知を行う必要があります。保険の継続は退職翌日から始まり、選択期間中に加入手続きをしても保険の空白期間はありません。

取消し条件

  • 雇用主が全社的に健康保険を廃止した場合、または保険料の支払いが遅れた場合、COBRAの継続権は取り消されます。

COBRAは失業時の医療保障を維持する重要な制度です。対象要件や手続きを正しく理解し、期限内に適切に手続きを行いましょう。

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