健康保険料は控除対象になるか?保険料と自己負担額の違いを解説
健康保険に加入すると、保険料と自己負担額(デダクティブル)はどちらも実際に支払う費用ですが、意味合いは全く異なります。保険料は保険契約を維持するために保険会社へ支払う料金で、自己負担額は医療サービスを受けた際に自分で負担する金額です。本稿ではそれぞれの特徴と、税金の控除対象になるかを分かりやすく説明します。
保険料(Premiums)
保険料は、健康保険の契約を継続するために支払う固定費です。会社経由で保険に加入している場合は、給与から天引きされます。個人で保険に加入している場合は、保険会社から月額や3か月ごとの請求書が届きます。
保険料は保険会社が保険金支払いの原資として使用しますが、実際に医療サービスを受けるかどうかに関わらず支払わなければなりません。医療を受けた際に発生する追加費用は、保険料とは別に自己負担額として請求されます。
自己負担額(Deductibles)
自己負担額は、保険が支払を開始する前に本人が負担しなければならない金額です。たとえば年間自己負担額が1,000ドルの場合、医療費が10,000ドルかかれば、最初の1,000ドルは自己負担し、残りの9,000ドルは保険が支払います。翌年に別の医療費が2,000ドル発生した場合、すでに年間自己負担額は満たしているので、全額が保険でカバーされます。
保険料で支払った金額は自己負担額に充当されません。
自己負担額の詳細(Deductible Details)
家族単位で保険に加入している場合、個人ごとの自己負担額と家族全体の自己負担額が設定されていることがあります。例として、4人家族がそれぞれ2,000ドルの個人自己負担額と、合計で5,000ドルの家族自己負担額を持つプランに加入しているとします。各メンバーが医療を受けると、その費用は各自の自己負担額に加算されますが、家族全体の支出が5,000ドルに達した時点で、以降の費用はすべて保険が支払います。
保険料と自己負担額の関係(Relationship)
保険料と自己負担額は相関関係にあります。自己負担額が低いほど、保険会社は早い段階で支払いを開始するため、保険料は高く設定されます。逆に自己負担額が高いと、保険会社が支払う機会が減るため、保険料は低く抑えられます。
税金控除について(Tax Deduction)
日本の税制では、一定条件を満たす健康保険料は所得控除の対象となります。具体的には、給与所得者の場合は「社会保険料控除」として、支払った健康保険料全額が控除されます。一方、自己負担額は医療費控除の対象になる可能性がありますが、年間の医療費総額が一定額(総所得金額の5%または10万円のいずれか低い方)を超える必要があります。
したがって、保険料は基本的に所得控除、自己負担額は医療費控除の対象となり得る、と覚えておくと良いでしょう。
