メディケアとメディケイドについてのFAQ
メディケアとメディケイドは、米国連邦政府が提供する医療保険制度です。どちらもCMS(Centers for Medicare & Medicaid Services)が管理し、各州がプランの提供や対象者の条件を決める権限を持ちます。メディケアは標準的な補完プランの提供が州ごとに異なり、メディケイドは州が資金を拠出して対象者や給付範囲を独自に定めます。
メディケアとメディケイドの対象者は?
-
メディケアは、65歳以上の高齢者、特定の障害を持つ65歳未満の方、末期腎疾患(腎不全)で透析や移植が必要なすべての年齢層の市民を対象としています。メディケアはパートA・B・C・Dの4部構成で、AとBが受給できればCとDも利用可能です。
メディケイドは、低所得の個人・世帯や一定の障害を持つ人を対象としたプログラムです。対象基準は州ごとに異なり、主に月間収入や資産額で判断されます。例としてニューヨーク州では、単身者の月収が707ドル未満、4人世帯で1,285ドル未満の場合に資格が得られます(2010年11月時点)。障害者や盲目者、65歳以上の高齢者向けの特別基準もあります。
費用はどれくらい?
-
メディケイドのサービスは多くの場合無料で提供されます。
メディケアのパートA(入院、在宅医療、ホスピス)は、一定条件を満たす人には月額保険料がかかりませんが、条件を満たさない場合は保険料が必要です。
パートC(メディケア・アドバンテージ)は民間保険会社が提供し、月額保険料がかかりますが、パートA・Bに加えて視覚・歯科などの追加サービスが含まれます。
パートDは処方薬カバー用で、別途保険料が必要です。さらに、メディケア・サプリメント(民間の補完保険)に加入すると、自己負担金(免責額、コペイ、コインシュランス)を支払う必要があります。
主な給付内容は?
-
メディケア・パートA(オリジナル・メディケア)は主に入院サービスをカバーします。
パートBは予防医療、医師の診察、外来診療などを追加で提供します。
パートC(メディケア・アドバンテージ)の給付は選択した民間保険会社によって異なりますが、海外旅行時の緊急医療、処方薬、眼科サービスなどが含まれることがあります。HMO、PPO、Fee‑for‑Service など様々なプラン形態があります。
メディケイドの給付範囲は州ごとに異なりますが、入院・外来医療、歯科、視覚、精神保健、薬物リハビリテーションなどが一般的にカバーされます。
