包括的医療保険とは何か?

歴史

包括的医療保険は、産業家ヘンリー・カイザーと医師シドニー・ガーフィールドが1930年代にグランドクーレーダム建設の従業員を対象に作った健康プランが起源です。第二次世界大戦中には、カイザー社がリバティー・シップ建造に従事した数千人の労働者にも適用され、戦後までに雇用主が提供する従来型の保険(fee‑for‑service)が米国医療制度の基盤となりました。

費用

包括的医療保険では、月額保険料に加えて自己負担額(デダクティブル)と診療ごとのコペイが必要です。保険料は毎月支払い、保険が給付を開始するまでにデダクティブル額に達するまで自己負担で支払います。その後、診療を受けるたびにサービスごとに設定されたコペイを支払います。

2つのクラス

包括的医療保険は大きく「団体保険」と「個人保険」の2種類に分かれます。団体保険は雇用主、労働組合、専門職団体が提供し、最も多くの給付を低コストで受けられるのが特徴です。一方、個人保険は保険会社が直接販売するもので、団体保険ほどの給付は期待できず、保険料も高めです。

タイプ

代表的なプランには以下があります。
・Fee‑for‑service(FFS)プラン:利用できる医療機関に制限がなく、選択肢が最も多いが保険料は高め。
・Health Maintenance Organization(HMO)プラン:保険会社が医療提供も行う低価格プラン。加入にはHMOのサービスエリア内に居住する必要があります。
・Preferred Provider Organization(PPO)プラン:HMOより費用は高いものの、紹介状不要など制限が緩やかです。
・Point‑of‑Service(POS)プラン:HMOとPPOのハイブリッドで、利用時にどちらのネットワークを使うか選べます。費用と制限は両者の中間となります。

代替手段

米国では、メディケア(高齢者向け)とメディケイド(低所得者向け)を除き、包括的医療保険に匹敵する代替はほとんどありません。多くの保険会社は「ミニ」や「補足」プランを提供しており、特定の医療サービスに対する追加給付を月額保険料で受けられますが、これらは包括的保険の代わりにはなりません。

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