ハイブリッドEHRとは何か?
ハイブリッドEHRシステム
ハイブリッドEHRシステムは、電子データベースに保存された電子記録と、紙媒体やマイクロフィルムなどの非電子記録を組み合わせて管理するシステムです。多くの場合、法的要件や医療機関の内部方針に従い、紙の記録を段階的に電子化する過渡期の手段として利用されます。
データ管理のポイント
紙の文書を電子システムへ移行する際、作業工数や保管コストが大きくなることがあります。コスト削減のため、情報を要約したり、略語とその説明を紙ベースで併用したりする手法が取られます。特に薬剤コードなど複雑な情報は、電子データで省略形を使用し、別紙で詳細を示すことで記録量を抑えます。
データ喪失への対策
紙ベースからハイブリッド、そして完全電子化へ移行する過程で、データが失われるリスクが懸念されます。ハイブリッドシステムでは、重要な記録をスキャンしてPDF化し、電子的に保存することで紛失を防ぎます。また、外部の保管サービスを利用してバックアップを取ることも一般的です。
主な技術・手法
ハイブリッドEHRでよく用いられる技術には、検索可能なPDF文書や閲覧専用(Read‑Only)の参照データがあります。検索可能なPDFは、テキストレイヤーを付与して簡単に検索・取得できるようにし、閲覧専用データは過去の記録を変更不可の形で保存し、情報の改ざんを防止します。
