メディケイドとは何か?対象者・サービス・制度の全体像を解説

概要

メディケイドは、米国で低所得者や特定の条件を満たす人々に医療保険を提供する連邦・州共同のプログラムです。資格は所得や資産、対象カテゴリに基づき審査されます。

歴史

メディケイドは1965年7月30日、リンドン・B・ジョンソン大統領が署名して成立しました。当初は福祉受給者の医療支援が目的でしたが、以降対象が拡大し、現在は福祉受給者に限らず幅広い層をカバーしています。もともとは社会保障局が管理していましたが、1977年に医療費支払管理局(現CMS)が設置され、プログラムの運営を担っています。

資金調達

メディケイドは州と連邦が共同で資金を拠出する仕組みです。州は独自にプログラムを運営しますが、連邦の規則を守ることで連邦政府からの助成金を受け取ります。助成率は「連邦医療援助率(FMAP)」で決まり、財政的に余裕のある州は最低でも50%のマッチングを受け、財政的に厳しい州はそれ以上の支援が行われます。

対象カテゴリ

連邦法でカバーが義務付けられている主な対象は、妊婦、障害者、盲目者、子ども、65歳以上の高齢者です。州によっては、子どもの介護者や特定の成人層(高齢者や障害者以外)も対象に含めています。

所得と資産の要件

メディケイドは低所得者を支援するため、各州は連邦貧困ラインに基づく所得基準を設定しています。例えばニュージャージー州では、妊婦は連邦貧困ラインの200%未満の所得である必要があります(単身の場合年間21,660ドル、既婚の場合29,140ドル)。

多くの州は資産(銀行口座、車、船など)の上限も設定しており、2,000~6,000ドルが一般的ですが、資産制限がない州もあります。

提供されるサービス

メディケイドは包括的な医療保険で、医師の診察、入院、歯科診療、在宅医療、理学療法、歯科ケアなどが利用できます。多くの州では対象サービスへの交通手段も提供し、処方薬もカバーされています。

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