医療現場での「転送(トランスファー)」とは何か?

転送(トランスファー)とは

医療用語で「転送」とは、患者を同一施設内または異なる医療施設間で安全かつ効率的に移動させることを指します。患者のプライバシーや尊厳、継続的なケアを保ちつつ、快適に搬送することが求められます。

主な転送シーン

1. 院内転送

同一病院内の部門やユニット間で患者を移動させることです。例として、救急部から集中治療室(ICU)へ重症患者を転送するケースがあります。

2. 院間転送

現在の病院で提供できない専門的治療や検査を受けるために、別の病院へ患者を移すことです。

3. 長期療養施設への転送

継続的な介護やリハビリが必要な場合、介護施設やリハビリテーションセンターへ転送します。

4. 診断検査のための転送

現在の施設に設備がない検査を実施するために、検査施設へ患者を搬送します。

5. 手術のための転送

手術が可能な施設が別にある場合、専門的な手術を受けるために転送します。

6. 外来診療のための搬送

病院外で行われる外来予約や処置のために、患者を交通手段で運ぶことも転送に含まれます。

転送に必要なプロセスと留意点

転送は医師、看護師、救急救命士(EMT)、搬送スタッフなど複数の医療従事者間での連携と情報共有が不可欠です。医療記録や患者の同意書などの適切な文書化が安全かつ円滑な転送を支えます。また、ストレッチャー、車椅子、専用搬送装置などの医療機器が使用されます。

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