メディケアにおける患者輸送の規定
メディケアは65歳以上を対象とした連邦医療プログラムで、支払対象となるサービスについて詳細な規則を設けています。その中でも救急搬送のカバー範囲は重要です。適用条件を満たさない場合、自己負担となりますので注意が必要です。
救急搬送(Ambulance Transportation)
生命が危険な状態で、他の手段では安全に搬送できない場合、メディケアは救急搬送費用を80%カバーします。具体的には、激しい痛みや大量出血、意識不明、酸素投与や高度な医療処置が必要、または自分や他者を傷つけないよう拘束が必要なケースが対象です。
航空救急搬送(Air Ambulance)
緊急時で、地上搬送が時間的に不適切な場合、ヘリコプターや飛行機による搬送費用もメディケアがカバーします。迅速な輸送が健康上不可欠と判断されたときに限られます。
搬送距離(Distance)
メディケアは、必要な医療を提供できる最も近い施設への搬送費用のみを支払います。遠方の病院を希望した場合、最寄りの施設までの費用はカバーされますが、追加分は自己負担となります。また、家族の近さなど医療以外の理由での施設間搬送も対象外です。
非緊急搬送(Non‑Emergency Transportation)
診療や検査のために救急搬送が唯一安全な手段と認められた場合、メディケアは費用を支払います。寝たきりで他の交通手段が危険と判断される場合も同様です。医師の診断書があると、適用の証明に有効です。
支払と不支払(Payment and Non‑Payment)
対象と認められ、かつ「パートB」の自己負担額(デダクティブル)を支払済みであれば、メディケアは費用の80%を負担します。支払いが拒否された場合は、理由が通知されますので、書類に不備がないか確認し、必要に応じて再請求や異議申し立てを行う権利があります。
